弁護士に依頼する際の重要点
訴訟社会日本
日本も近年はアメリカ社会に近づき、訴訟社会といわれる時代へと向かっています。
人間関係の変化から、昔のように話し合いで解決できた時代とは異なり、第三者による判断で結果が導かれるようになっていくのです。
そうなれば、ルールや決まり、規則などをより多く知っているほうが有利なのは当然で、その存在がつまり弁護士というわけなのです。
トラブルは起こってから対処していては手遅れになることも少なくありません。
最終的に弁護士に依頼しなければならなかったような問題なら、最初から普通の人には手に負えなかったに違いないはずです。
トラブルになりそうだと考えられるなら、できるだけ早くから弁護士に相談することをおススメします。
隠し立てをせず何でも相談する
弁護士に依頼をするときに注意の必要な点がいくつかあります。
その一つが「弁護士に隠し立てをしない」という点です。
弁護士は依頼者からの相談内容を法律の点から判断して解決法を探ります。
弁護士というと裁判をイメージする人も少なくないかと思いますが、実は裁判は最終手段なのです。
裁判を行なうと費用も時間も膨大なものとなりがちなので、できれば避けたほうが好ましいからです。
ですから、依頼の内容や情報に基づいて和解や示談といった解決を進めようとします。
しかし、依頼人が弁護士に正確な情報を与えていなければ、その方向性を誤ったり適切な対応ができなくなってしまうこととなるのです。
弁護士に相談するようなトラブルの中には、あまり人に言いたくないような事柄もあるに違いありません。
離婚問題といった夫婦間のプライベートな案件であればなおさらでしょう。
だからといって隠し立てをしていると正確な判断ができず、不利な状況に追い込まれることにもなりかねません。
都合の悪いこと、話したくないことも隠し立てしないことが大切です。
弁護士には守秘義務があり周りに漏れることはないので、相手を信じ安心して何でも話してください。